• くまコン7月会(第3回)制服交換パレード(熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会)/Travel Kumamoto(ランジャン)

くまコン7月会(第3回)制服交換パレード(熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会)/Travel Kumamoto(ランジャン)

7月24日(水)にくまコン7月会を開催しました。

今回のブログでは、イベントの様子をレポートします。

毎月第4水曜日に開催しておりますので、ご参加をお待ちしております♩

 

約70名の皆様にご参加いただきました!

 

 

今回はプレゼンターが高校生ということもあり、高校生の参加者も。

 

プレゼンター#1 「制服交換パレードがしたい!」〜信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会〜

信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会

11月開催予定の女子高生サミットの前に、身の回りの男女格差の問題を感じてもらう為の取り組みとして制服交換パレードを企画しています。

 

医学部入試女子一律減点問題をきっかけに「男女格差」について考えるように。

医学部入試女子一律減点問題をとおして、下記の事が不安になったのがきっかけです。

 

「女子だから」という理由での入試の点数減点
 ⇒医学部を目指すクラスメートがいる私たちにとって他人事ではない

 ⇒この先どういう気持ちで進学を目指せばいいのかと不安になった。

「女子だから」という理由で未来の可能性が小さくなってしまうのか?

 

変えなければならないのは制度だけでしょうか…?

 

大人たちは今まで何かを変えるために多くの制度を作ってきました。

 

しかし、本当に変えなければならないのは本当に制度だけでしょうか?

制度を変える前に私たちの根底にある意識をかえることが必要だと考えます。

 

ある高校で制服の自由選択制がとりいれられても、女子はスカート、男子はズボンとこれまでと変わらなかった事例がありました。

 

周りや自分自身の環境や意識に、幼い頃からの教育によって形成されてきた意識を変えなければならないと考えました。

男女の立場を入れ換えてみることでお互いの立場を理解し、意識を変えるきっかけにしたいから「制服交換パレード」

 

9月末日に熊本市の中心市街地にて、男女の制服を交換してアーケードを練り歩く「制服交換パレード」を開催予定です。

男子学生と女子学生の制服を交換し、互いの立場を体験することにより、異性を思いやり、尊重できる環境・心を育むことを目標にしています。

 

 

 

くまコンの全員全力ブレーンストーミングのテーマはコチラ。

テーマ/どうやって意識を変えていくか、当日着る制服と参加者の集め方・どうやって意識を変えていくか、当日着る制服と参加者の集め方のアイディアが欲しい!

 

 

個人で考える時間を取った後に、3〜4人のグループになって意見を出し合います。

 

 

 

出たアイディア

 

ーPRー

・知ってもらうことが大事(SNS)
→制服交換オリジナルPV制作(何をしたいのか?プロモーションビデオ)をつくって出す。
→男女だけでなく、おばあちゃんが制服着てもいいんじゃない?
→これらをアップしていくことで、敷居がさがっていく

・「自分も参加していいかな?って思いやすい」それが伝わるPVや写真をアップしていく

・テレビでデモンストレーション流してもらう

 

ー集客ー

・(男性集客どうするか?)カップルで参加を促す、高校総体等も終わるので、野球部とかノリのいい男子に部活単位で参加してもらう

 

ー企画ー

・サミットで、男性のみ、女性のみの特徴を整理する

・制服を来て、ミスとミスターコンテストをする
→参加者を増やすためにも

 

・野球部の制服を女子が着るなど、展開を広げる
特典をつくる!
→ずっと続くような仕掛けや、イベントだけで終わらない仕掛けを

 

ー運営ー

・寄付金サイトやクラウドファンディングの活用

・スポンサー/協賛企業をつける

 

ー制服の収集ー

・大人からも借りる!(和装とかも!)

・制服を集めるのではなく、参加者が調達してくる

・卒業生が寄付するリサイクルバザーで制服を集める

 

ー意識を変えるためにー

・入れ替わる日をつくる
1日くらいはがまんできる。それだけでなく、日ではなく、ウィークの方が本当のきつさが理解できるんじゃないか?

 

 

 

見えてきた課題・発見・具体的にどうしていくといいのか?

 

参加してもらいたいと思うためには、「いかにハードルを下げるか」ということが重要。イベントの内容だけじゃなく、主催者の声(開催の背景など)を伝えていく「社会に向けた発信」をすることも大切。

ただパレードに参加して、イベントが楽しかった成功したということよりも、「意識を変えるため」には1日なのか?

 

 

プレゼンター#2 「外国人に伝わっていない熊本の魅力を発信したい!」〜ランジャン ムケシュ氏〜

ランジャン ムケシュ氏

 

インド出身。バス会社のインバウンドTourismの為に海外営業戦略し、外国人向け多言語サイト・決済システム、ブログ等を企画している。

 

熊本に住み始め、たくさん魅力があるにも関わらず、発信できていないと感じ、ブログを開設。

 

 

Travel Kumamotoのブログを開設したきっかけ

travel kumamoto

https://travel-kumamoto.com/

 

2018年4月に転職で熊本へ引っ越しをしました。

そこで気付いた事は、熊本の水は100%地下水で、「野菜・果物・肉」など食べ物がめっちゃくちゃ美味しい。

熊本の人の心が暖かくて、優しい。

ただ、私には熊本の観光、おすすめのレストラン、交通機関などについてあまりにも情報がなかった。せっかく、熊本にはたくさんの魅力があるのに、PR不足でもったいないと思いました。

Travel-Kumamotoは2018年に熊本を観光したことをきっかけに立ち上げました。

Travel-Kumamotoは【観光地、交通機関、温泉、ホテル、グルメ】等について外国人向けブログのサイトとしてスタートしました。最初は英語のみのサイトであったが、現在ではフランス語も追加しました。

 

外国人に伝わっていない魅力を発信したいが、自分自身で熊本の全ての情報が手に入らないことが課題。

 

実際にサイトを立ち上げたが、

どうやって情報を得るのか?
どうやって仲間メンバーを探す?
熊本のPRしたいコミュニティが分からない?
熊本の魅力を伝えたい同朋が欲しい。
おすすめの観光地や遊ぶ場所や外国人にオススメしたい食事やレストランの情報が乏しい。

と感じているので、

外国人にオススメの観光地やレストランの情報をこの場を通じて得れたらいいと思っている。

 

 

テーマ/外国人におすすめのレストラン・観光地を教えて!

 

 

 

 

出たアイディア

ー食ー

・ディープな穴場スポット
・米焼酎
・レストラン(阿蘇たかなラーメン/馬ホルモン焼き/馬ホルモン煮込み)
・熊本化された中華料理
・久木野そば道場
・陶芸
・グリーンティラボ
・ピュアリー

ー場所ー

・熊本城
・山鹿温泉
・日奈久温泉
・五家荘 民宿(いろり/かっぽ酒/田楽)
・大江・崎津天主堂

ーイベント・アクティビティー

・県内の花火大会まとめ
・八代花火大会
・人吉ツアー(球磨川下り/グルメ/焼酎)
・阿蘇ツアー(温泉/赤牛/ソフトクリーム/そば/景色/ドローン)
・阿蘇草原BBQ(普段立ち入れない米塚近くの草原で特別なBBQ)
・草原ドローン散歩(立ち入れない草原の中を鳥になって飛んでもらう)
・西原村の「こと」体験(西原村店情報※映像の提供地下水保全の取り組み)
・道の駅特集(ロードサイドステーション)
・阿蘇神社/牛深ハイヤ/玄島

ー情報ー

・SNSマーケティング(インスタ映え/インフルエンサーツーリズム/ラーメン)
・学生団体と協力しSNSの運用
・食べ物と交通情報をセット(足がないとどこにもいけない)
・外国の方を中心とする熊本市内の「発信者」と阿蘇のエリアのプロジェクトのキーマンで観光情報発信のための「新しい」プロジェクトを動かす
・阿蘇・西原・南阿蘇のプレイヤーが情報を発信し、世界へ発信する

 

 

見えてきた課題・発見・具体的にどうしていくといいのか?

熊本の観光地やレストランの情報など、ランジャンさん自身がまだまだ知らないことが多いので情報収集を行っていくことが大切。

情報が集まってもそれを発信する仲間がいないのでいろんな人(例えば学生団体や地域に住む外国人の方や地域のプレイヤー)に協力してもらいながら活動していくといいのではないか。

外国人の方は特に足がないとどこにも行けないので、観光地やレストランの情報に「交通情報」をセットにして発信していくとよいのではないか。

 

 

 

 

プレゼンターさんにくまコンの感想をお聞きしました!

 

信熊本信愛女学院高等学校女子高生サミット実行委員会

色々な世代の人たちの色々なアイディアに刺激を受けました。

3人で話しているとアイディアが出なかったり、広がらなくなってしまっていた。

例えば、制服だけでなくユニフォームを交換するアイディアは出た事があったが、違うかなと思って諦めてしまっていたがくまコン意見が出てきたことで、いいんだと思う事ができた。

自分たちのやろうとしていることを発信する事で、活動を応援してもらえたり興味を持ってもらえて嬉しかった。できないと決めつけていたのでやってみてよかったです。これからこの活動を通して多くの人を救えるといいなと思っています。

次回のくまコンも参加者側で参加をしてみたいと思いました。

 

 

ランジャン ムケシュ氏

 

 

熊本に来て、色々な人(学生~社会人)と大人数で交流する機会が少なく「もっと情報が欲しい」と思っていたので交流ができてとても嬉しかったです。

くまコンで意見をいただいた、イベントとレストランの紹介はブログで取り上げていきたいと思っています。

また、情報収集や一緒に熊本では国際交流の場が足りていないと感じているので、イベントを行ってみたいと思うようになりました。

 

 

 

 

 

信愛女学院の皆さんとランジャンさん、プレゼンターお疲れ様でした。

プレゼンターの2組からは、普段意見交換をすることがない層からのご意見を頂けたことがとても勉強になったとの感想や、自分たちの活動に自信を持って取り組むきっかけになったとの感想を頂けてとても嬉しく思いました。

「制服交換パレード」については、本来の目的は「男女の違いについての意識を変えること」であるので、今回の意見でも上がっていたようにイベントだけで終わるのではなく「どう意識を変えていくのか」の工夫や活動が重要になってくるのではないかと思いました。

普段、真剣に「男女格差」について向き合うことがない人たちも多くいると思うので、「どうしてこのイベントをやりたいと思ったのか?」の背景の部分をSNSなどを通して発信していくことで1人でも多くの人に向き合ってもらえたらいいなと思いました。

ランジャンさんの活動について、WEBメディアの運用において、ご本人も課題に感じていらっしゃる「情報収集」と「情報を発信する仲間づくり」が活動においてとても大切であることを感じました。海外から観光に来た、来る予定のある外国人の方々にとって有益な情報を少しでも多く発信していくことが大切なのだと思いました。また、情報が集まっても定期的に継続的に発信していくことが重要なWEBメディア、現在ランジャンさんはお一人でこの活動を行っていらっしゃるので素敵な仲間と、より「濃度の高い熊本の情報」を読み手に発信していくのを楽しみにしています。

普段関わることのないような今回のプレゼンターの皆さん。ご参加下さった皆さまも、普段考える機会が少ないテーマについて身を乗り出していきいきと意見を出して下さっていたのが印象的でした。

 

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