熊本地震から5年の節目となる4月にこれまでのくまコン参加者と、これからの熊本中心市街地を支える方に集まっていただき
イベントを開催いたしました。
5名のゲストにご登壇いただき、熊本地震の原体験や各々の立場でこれまで行って来た活動についてお話しいただきました。
【ゲスト】
①下通繁栄会事業部長 長江浩史 さん
②みなみあそ観光局マネージャー 久保尭之さん
③熊本市総合政策部部長 江幸博さん
④キリンホールディングスCSV戦略部 天野亮さん
⑤日本財団ソーシャルイノベーション推進チームチームリーダー
花岡隼人さん
熊本地震や新型コロナウイルスの流行にも負けず、新しいチャレンジを行うリーダーたちからの5分間スピーチと、その後参加者からリーデーたちへ贈る“おせっかいコメント”をいただきました。
【スピーカー】
①上通商栄会会長 田原誠也さん(熊本市)
②髙栁時計宝飾店代表取締役 髙栁隆大さん(熊本市)
③株式会社ジャナス専務取締役 長澤光洋さん(熊本市)
④株式会社阿蘇西原プランニング代表取締役 坂口奉弘さん(西原村)
⑤スキレット料理マルデン代表 増田一正さん(南阿蘇村)
おせっかいコメント一覧
上通商栄会 田原さん
・最近上通りにいけていなかったので、来月までに飲みに行きます。
・商店街の垣根を超えて、楽しい取り組みを一緒にして行きたい。
・コロナの状況下で厳しいとは思いますが、このような時だからこそ、都市部と地方が繋がり地産地消的な活動を行い、内需を強化できればと考えています。
・下通りではイベントをやっているが上通りではやってるイメージがない。やってるのでしょうか?
・駅やイオンなどと比較して上通りの強みはなんですか?
・今日久々に休日に出てきましたが、思ったより人が多くて安心しました。コロナ禍で人との繋がりを持つことが難しいですが、うまく商売に繋げていければと思います。
・おせっかいという訳ではありませんが、なかなか上通りに足をのばす機会がなかったので、今度ゆっくり散策してみたいと思います。
高柳時計宝飾店 高柳さん
・スピーチを聞いていて、地震の大変さを思い出しました。これからも頑張りましょう。
・サブスクやオンラインで映える宝石の付け方、アドバイスサービスなど新ビジネスを作っては?
・ビルの建て替えを決断されたのが素晴らしい
・コロナの状況下で厳しいとは思いますが、このような時だからこそ、都市部と地方が繋がり地産地消的な活動を行い、内需を強化できればと考えています。
・高級な品物を取り扱っている店に見える。若い日が多い下通りだが、若い子は多い。
・お店にまずは行きます!
・お店で一番高い商品は何で、いくらですか?
・まちなか同士しっかりとタッグを組んでまちを盛り上げて行きましょう。
株式会社ジャナス 長澤さん
・今後、まちなかの地価はどう変化しそうですか?
・これからの不動産業の新しい働き方が楽しみです。
・コロナの状況下で厳しいとは思いますが、このような時だからこそ、都市部と地方が繋がり地産地消的な活動を行い、内需を強化できればと考えています。
・まちなかのテナントを集めて盛り上げて行きましょう!!
株式会社阿蘇西原プランニング 坂口さん
・3Fにイベントスペースがあります。まちの人と人をつなぐ目的で作りました。西原の観光協会とコラボイベントをやってみたいです。
・古くから伝わる伝統的な文化や豊かな自然に恵まれた名産品を紹介するpop up展開
・西原村の観光コンテンツを是非知りたいと思いました。
・阿蘇・西原という大きなエリアの動きをされていることがすごい
・パン買いに行きます!
・観光協会立ち上げで一番大変だったことはなんですか?
スキレット料理マルデン 増田さん
・マルデンさんのあか牛ステーキカレーは本当に美味しいです。キッチンカーをイベントでお呼びできるようにイベントを考えたいです。
・県外在住なので、お取り寄せなどあれば…。また市街地や空港からのアクセス(車以外)が可能なら出張に伺いたい。
・赤牛のステーキなど、以前と変わらない食事を出しているとのことで嬉しく思います。南阿蘇に行く時には寄らせていただきます。
・阿蘇に行く際には食べに行きたいと思います。
・増田さん!!食べに行きます!
・食べに行きます!
・あか牛のカレー美味しそうです。高級レトルトカレーを販売しては?収益UP+認知向上に繋がりそう。全国の“まちなか行けないカレー店”を集めてパッケージ販売するとか。(クラフトビールとのセット販売)
・今度赤牛食べに行きます
・被災前に行きました。すごく赤牛カレー美味しかったのでまた行きたいです。
・各店お店行きます!PRがあれば電波載せます!イベント、人が必要な時にはご相談ください。
・熊本地震より5年が経過し、だいぶ復興を遂げてはきましたが、当時の大変さをあらためて聞くことができたことで、自分自身の経験と5名の方々のお話から、人と人とのつながりがとても大切であることを感じました。発表された方々のお店には積極的に言ってみたいと思います。
・風化させないためにもリーダーの皆さんが話してくれたことなどを伝えて行きたいですね。そんな時は是非呼びたいのでよろしくお願い致します。
・東北では「津波てんでんこ」と言って地震・災害が起きたらまず自分の命を自分で守ることが大切という言葉があります。熊本でもそんな言葉はありますか?
・復興需要の落ち込みとコロナ禍が重なり、熊本は苦しい状態。ただ、裏を返せば、変わる、変わらざるを得ないチャンスでもある。トランスフォーメーション!
・復旧・復興と一口で言っても、それぞれにストーリーがある。こうやってみんなが繋がっていくだけでも営業PRにもなる。お互いが支えあって行くことが大事!
くまもと・まち魅力向上協議会会長 松永哲典さんより、今後のくまもと中心市街地の展望についてお話しいただきました。その後参加者からもっとこんなものがあればまちに行きたくなる!という“おせっかいコメント”をいただきました!
皆様からのおせっかいコメント
◾まちに行きたくなる仕掛け
・バス代タダ!
・まちなか運動会、サッカー、フットサル
・おもちゃ屋さんを作る
・特撮ができるスタジオをアーケード内に。
・飲食店に限らず様々なお店に「キッズパスポート」の大きなステッカーを貼って、そのお店に行けばそのお店の特典が受けられるようにする(ステッカーは現物だけでなくネットでも)
・親が目を離しても大丈夫な共有スペース
・アーケードを使ったあみだくじ
・熊本まちなかの空き店舗を使って南阿蘇のアンテナショップ
・ストリートアートプレックスのようなアーケード間での子供向けのイベントをやる(ヒーローショー、おもちゃの展示など)
・特に休みの日に行く場所がない。なので、寺子屋を空き店舗で開催。時間中は熊大・学園大・尚絅大などの学生に宿題を見てもらえる。頑張った子はコインをもらって縁日スペースで遊べる。また、駄菓子コーナーを空き店舗でやってみるとか
・商店街で買い物TAXFree
・中心市街地のお店で子供達が職業体験ができるような日を作って集めるのはいかがでしょうか。*様々な老舗を含めたお店がある街だからこそ。
・通りを活用したゴーカート場
・空き店舗を利用したお化け屋敷、ミニ四駆場(コジマ電機さんが協力されるそうです)
・まちなかをポケモンGOのコラボ
・子供が街中に集まるためには、アクセスのしやすさが大事だと思うので、キッズ向けにさくらカード(若葉カード)「交通機関が通常より格安、または無料で利用できる」を発行する(販売する)のはどうでしょうか?
・親子や小学生グループで集まれるスペース、公園的な位置づけ
・商店街ストリートに仕掛け作り。スタンプラリー的に各箇所をまわって楽しめるイベント。
・紹介ポイントをつける、友達誘ったらおまけをつけるなど
・兄弟割引
・スマホ教室、フィルタリング、プログラミング教室、キャッシュレスコラボ(ソフトバンク)
・熊本信用金庫では子供お仕事体験イベント「ぐっじょぶ、やるキッズ」を開催しています。5000名ほど親子連れが参加するイベントです。ノウハウや情報を共有できればと思います。(熊信 倉光)
・キッズパスポートを持っている子限定!2000人の子供で作る!LEGOブロックをつかってギネス記録にチャレンジ!*上・下・新横断で1つのものを作る
・eスポーツ
・キッズファッションショー
・無料メイク・ネイル体験
・インスタ映えスポット設置
・共働きや片親の子供たちが楽しく集うスペース
・パスポートにまちなかで何かしたらシールを貼ってもらって満タンになったらさらに特別な体験ができるなどシールを集めたくなる仕掛けがあると良い。
・通りを横切る車の禁止
・下通りを芝生にする
・大型キッズスペースの確保(パークづくり)
・最後の1プロセスを子供に料理させる(感染症対策に支障のない範囲で)
例えば、カレーのルーをかけさせる。そばをもる、ノリをかける。親子丼の卵を閉じる。海苔巻きの海苔を巻く。
・キャラクターのパレード(くまモン、アンパンマン)
◾︎感想
・今日の話を大学に持って帰って学生と一緒にイベントなどを考えてみたいと思います。
これまで5回開催した熊本ニューノーマルプロジェクトのイベントで集まった意見・参加者の方々からの声をまとめました。
◾︎内訳
第1回 28名(内オンライン8名)
第2回 23名
第3回 54名(内オンライン6名)
第4回 36名(内オンライン1名)
第5回 23名
第1回 なし
第2回 熊本放送 「ゲツキン!」放送
テレビ熊本 「TKUライブニュース」放送
第3回 テレビ熊本(取材)
第4回 熊本朝日放送(取材)
第5回 熊本朝日放送 「くまパワ!」生中継
テレビ熊本 「TKUライブニュース」放送
◾︎イベントの感想
・無言の辛さを感じた
・会話に集中して食事が手につかない
・目を合わせる機会が増えた
・会話が共有しづらい
・料理に集中してしまう
・すぐにレスポンスする事が出来ない
・素早くの伝達をしたかった
・伝えるのを途中で諦めてしまう
・ジャスチャーが伝わらない
・でもジェスチャーが伝わらないのが面白かった
・新しいゲームが生まれた(ゴリラ人狼など)
・話せないなら、視覚を使ったことをしたらいいのでは(クワイエット・プレイスの上映
会など)
・文字が大きく出せるタブレットがあるといいかも
・人に伝えるのに必死で、食事が進まない
・話さないので喉が乾かない
・大皿をシェアするスタイルなのに、トングが足りなかったりフォークが足りなかったり
するような対応の甘さが見られる。
◾︎イベントの感想
・取り組みの注目度がすごかった
・傘でソーシャルディスタンスは人目も引いてよかった。
◾︎次に繋げるためには
・中心市街地全体でこの取り組みをやってみる
・エリアを拡大(上通り〜下通り)。白川夜市と同日程で開催してもいいかも
・第2回を通行人が誰でも参加できるようにする
・傘の視界をもっとクリアにして、会話をしやすいようにする
・会話を聞こえやすいように、傘にスマホの固定をしてzoomでつなぐなど
・傘のドリンクホルダー(コップとつまみ入れをつける)で立食できるように
・参加料として傘の購入
・大声で会話することの禁止
・マナーの徹底
・お酒を飲みすぎない
・必要以上に怖がらない
・互いに(店側・客側)感染対策意識向上
・個々の責任感
・お店に入る前にアルコール消毒
・市民全員のPCR検査の実施してほしい
◾︎お店のシステムについて
・スタッフが体調不良の時は休ませる
・店舗スタッフのPCR検査の周知
・混雑解消のための曜日ごとの料金変動システム
・収容人数を減らした空間で売り上げが取れるビジネス転換
・行政からのOKが出た店から営業する
・大皿でシェアするという今までのスタイルをなくすべきかも
◾︎感染防止設備について
・アクリルパーテーションで個室のような空間を作り、さらに個室内の席ごとにアクリル板で区切る
・他の利用グループとのディスタンスの確保
・大声を出さなくても良くする(ピンポンの設置)
・自分で消毒しやすい環境にする(消毒液の人テーブルずつの設置)
・拭きあげやすい環境づくり(メニューは壁に貼って触らせない、デカデカと書く)
・お客さん同時の距離が取れるように席を配置する
◾︎店舗で行う対策とその周知について
・マドラーは格人に
・マスクをつけていないお客に注意できるようなお店
・コースは一人一皿
・店の感染防止の取り組みをわかりやすく周知・PR
・公的機関の検査とステッカー
・飲食店のウイルス対策の取り組み内容を項目ごとに記載し、見えるところに貼る
◾︎店外での取り組み
・デリバリーの実施
・テイクアウトの活用
・屋外で飲食ができるように下通アーケードの通り解放
・安全な野外にイートインスペース
・屋外店を増やす許可を行政にやってもらいたい
・ウーバーイーツの活用。もっと参加者を増すために固定経費分を補助してもらいたい
・他の店を見てよく考える
・原則として店名公表
・国としてのルール設定
→守っていて感染したらしょうがないと言える
・従業員・社員への過度な飲食禁止の指示禁止
・COCOAのダウンロード推奨
・国民全員のPCR検査の実施
・感染防止実践店を増やす。現状約800/3000店
・行政の店舗視察・見回りの強化
・市としては実践店になってほしいので、対策費用の支援やお店の後押しを行うことをメリットとして押し出すことが必要。要項の説明にはアドバイザーを派遣する事ができるため、相談をして欲しい。
◾︎あったらいいなと思うこと
・目で見て楽しむ食事があるといい
・音楽や自然といったエンターテインメントを取り込む
・大声で話さないような環境づくり(個室など)
・会話がなくても楽しめる環境づくり(TV、Youtubeが席で観れるなど)
・会話も食事の一部であって話さないということはあり得ないため、話していても感染リ
スクが下がるような仕組みがあるといい
・おひとりさま向けのメニューがあるといい
・環境汚染が広がらないようなテイクアウト商品がもっと広がるといい
・客から提案するイベント
・アニメなどとのコラボカフェはシェアという文化がない。食事の見た目などにお客さん
は価値を感じる。シェアをしない1人ずつの食事という部分に価値を持たせる工夫をし
て、シェアという文化をなくしては?
◾︎まちの新しい使い方
・街中ひとり傘キャンプ
・町全体でオクトーバーフェスト(バーチャル)
・下通に砂浜を作ってリゾート気分
・街中フードコート
・下通横丁の実現
・大正村。明治村・昭和村・平成村を作る
・一人でも楽しめるバーチャル個室居酒屋
・店舗内リモート飲み(同じ店舗の中で1人1部屋。一蘭みたいな)料理は個別、会話はリモートで
・マスクではなく仮面でもっと隠す
・焚き火でバーベュー
◾︎安心のために必要なこと
・消毒や検温など、目に見える対策があると安心
・入口と中での感染症対策のズレがある。入り口ではマスク・検温・消毒したのに、飲食
を始めてからはシェアスタイルの食事でみんなマスクを外している。そんなズレをなく
して欲しい。
◾︎飲食店経済の活性化のために
・忘年会を積極的に行う。会場をなるべく貸切にしてお店側にも対策を徹底する
・域内の消費に努める
・無駄遣い
◾︎個人でできること
・一人でふらっと行けるお気に入りのお店を作る(密防止)
・特別な一緒に食事をするという時間を楽しむ
・飲食店への協力(できる限り利用する)
◾︎その他
・あくまでも1人での食事と多数での食事は別物として考えるべき。
・五感をフルに使うのが真の食事だと思う
・オンラインでできることはオンラインに移行
・ステイホームなどの言葉よりもより地球環境を見つめ直しより良い生活を目指す
・行政に回復店の事例を集めて欲しい
・休日の取り方を従業員に決めさせる(月8日を自由に振り分け)
◾︎支援として欲しいこと
・感染予防対策についてより詳しい情報が持てる機会が欲しい
・行政に感染症対策の線引きをもっとしっかりしてほしい。ここまでしたら大丈夫という
ような取り決めがなく、情報が日々変動しているように感じる。
・コロナ感染者が出た時には給付金を出すなどの対策(コロナが出たら100万円!など)
・“コロナになっていい“を後押しする支援が欲しい
・コロナを気にすると、取り組みに積極的な店とできない店の差が拡がるばかりだから取り組みをしている店舗には補助金とかが欲しい
・実践店になるための対策が大規模すぎて出来ないし要項がわかりにくいので、わかりやすい説明が欲しい
◾︎感染防止対策であったらいいと思うこと
・空気の入れ替えや消毒をこまめにする
・来店時の検温の徹底
・飲食店でのアクリルパーテーションの設置
・定期的な消毒(不特定多数の使用する場所や箇所)
・マスク着用・換気の徹底
・自身の体調把握の徹底を行うべき(周知も含め)
→原田学長の話で、PCRよりも体温測定という話があったがそこまで体温測定の効果があることを認識していなかった
・個人での感染予防が必要(マスク・検温・3密を避ける)
・飲食店に任せきりでもダメ。個人で予防の意識を高め、実行することが必要
・検温・健康管理による店員およびお客様への配慮
・ある程度の自粛を維持する(大人数での会合はしないなど)
・コロナウイルスに対して、正しく知り、正しく分析し正しく恐れ、正しく対策し、正しく過ごす意識
・入口アルコール容器の消毒をこまめにする
・優先順位の周知(対コロナ対策)
・手に触れる場所の細かな消毒
・コロナに感染しないように免疫を高めるとともに、かかっても動じないように心がける
◾お店の仕組み・ルールであったらいいと思うこと
・おひとり様メニューや、店の在り方をもう一度見直す
・おひとりさまプランの充実
・今一度、食を見直す。テイクアウトに関する考え方や国の補助
・個別での料理の配膳
・お店側からの「宴会をするときのルール」や「夜の店での気をつけかた」の周知と再確認が必要
・お客様にも理解いただき、協力し合いながら「不便さ」をお互いに楽しむ
・話さずに食べたらサービスやお土産を提供するといった取り組み
◾︎飲食店の盛り上げ方について
・季節イベントの非接触化
・コロナ対応屋台
・地方の特産を集めた食べ放題(お席で注文スタイル)イベント
・お店の混雑状況がわかるようにする
・GOTO 城町屋台村(仮)
→GOTO商店街イベントで通りを歩行者天国にし、テーブルを置いて野外で食事ができるようにして街に来てもらうようにする
・こまめな会食をしてもらうために、1次会割など
・投げ銭ライブ
・給与の一部をGoTo Eat券で配布
■感染防止対策実践店について
・熊本市の飲食店にもっと感染拡大防止店舗になってもらい、ステッカーを店頭に貼り熊本県内県外の観光客の方にも安心して楽しめるまちづくりができれば良いと思う。そのために感染拡大実践店のメリットが重要だと思う
・今は市のHP等で見られるようになっているが、一般の人には周知がされていない。HPを見る人が少ないのではないか。その対策として例えば、CMで「実践店を見るには市のHPをみてください」と放送するなどして周知させてはどうか
・県外から来るお客様にもわかりやすいようにアプリを作って熊本駅や空港、桜町バスターミナルに表示できたら良いと思う。そういうメリットがあることで実践店になってもらえるのではないか
■メディア・情報発信について
・正しい情報の収集
・情報をとにかく素早くかつ万人にわかりやすく発信する
・伝える側の責任も大きいので、もっと注意を払って欲しい
・国・行政としてはこれ以上拡大しないようにコントロールするのは当然だが、必要以上に不安を煽ることもない気がする。特にメディアを通して感染者が何人だとか。それよりも外国との人の往来に重点を置くべき
・正しく恐れる。飲食店・生活者それぞれ感染防止対策はしっかりやるべきだが、メディアに煽られるままに過度に恐れすぎない。正しい知識を持つ
くまもとニューノーマルプロジェクト第4・5回を開催しました。
第4回と5回の様子をまとめてご報告します。
_第4回の流れ_______________________________________________________
・アイスブレイクと自己紹介
・市内で行っている飲食店のクラスターはどんな状況下で行なっているのか? 新型コロナウイルス対策課の横山様によるお話
・飲食店での不安を解消するには今後何が必要か?(個人ワーク・グループ共有)
・その不安を取り除いて飲食店を盛り上げるには?(個人ワーク・グループ共有) ・全体での意見交換
____________________________________________________________________
保健所の方 にもご参加いただき、正しい感染予防についてのご講演をいただきました。
実は知られていませんが、「マスクをつけておけば、感染者と一緒にいたとしても濃厚接触者にはならな い」そうです。
濃厚接触者とは、手の届く範囲内で15分以上マスクなしでお話した人のこと を言います。
そのため感染者が出たお店に同じ時間にいたとしても、マスクをつ けていればそれには当たらないのだそうです。
誤解していた人も多いのではないでしょうか?
◾︎行政
・原則として店名公表
・屋外店を増やす許可を行政にやってもらいたい
・企業・行政の休日を変える
・国としてのルール設定
→守っていて感染したらしょうがないと言える
・従業員・社員への過度な飲食禁止の指示禁止
・ウーバーイーツの活用。もっと参加者を増すために固定経費分を補助してもらいたい
・COCOAのダウンロード
・国民全員のPCR検査
・行政からのOKが出他店から営業する
・安全性のアピール
・感染防止実践店を増やす。現状800/3000
・行政の店舗視察・見回り
・市民が安心して飲食できるように定期的PCR検査の受診
・市民全員のPCR検査の実施
◾︎ 客
・大声で会話することの禁止
・マナーの徹底
・お酒を飲みすぎない
・必要以上に怖がらない
・互いに(店側・客側)感染対策意識向上
・個々の責任感
・お客のマナー向上
・お店に入る前にアルコール消毒
◾︎報道
・毎日ニュースしない!客はそれに一憂一気しない
◾︎お店
・アクリルパーテーションで個室のような空間を作り、さらに個室内の席ごとにアクリル板で区切る
・混雑解消のための曜日ごとの料金変動システム
・飲食店のウイルス対策の取り組み内容を項目ごとに記載し、見えるところに貼る
・収容人数を減らした空間で売り上げが取れるビジネス転換
・他の利用グループとのディスタンスの確保
・スタッフが体調不良の時は休ませる
・店の感染防止の取り組みをわかりやすく周知・PR
・公的機関の検査とステッカー
・マドラーは格人に
・マスクをつけていないお客に注意できるようなお店
・自分で消毒しやすい環境にする(消毒液の人テーブルずつの設置)
・大声を出さなくても良くする(ピンポンの設置)
・食事の取り分け方
・コースは一人一皿
・拭きあげやすい環境づくり(メニューは壁に貼って触らせない、デカデカと書く)
・お客さん同時の距離が取れるように席を配置する
・店舗スタッフのPCR検査の周知
◾︎店外
・デリバリーの実施
・テイクアウトの活用
・屋外で飲食ができるように下通アーケードの通り解放
・安全な野外にイートインスペース
◾︎その他
・報道を細分化してもらう(軽症・無症状・重症など)
・新しい食べ方
・一人一人の意識(マスク・アルコール・手洗い)
・組織支持の撤廃
・民間・行政が一緒になってまちづくり
・やっている内容のアピールと誰でもそれを確認し納得できること
・日々の検温の周知
・三密を守るもう一つの密である“秘密”をやめる
_第5回の流れ____________________________
・開会の挨拶・乾杯
・自己紹介
・利用者が飲食店を楽しむためには?(個人ワーク)
・アイデア共有
______________________________________
下通りの紅蘭亭さん前に傘を設置し、みんなその中に入って食事を楽しみま した。
ソーシャルディスタンスを取れて、飛沫も防ぐことができるので感染予防はバ ッチリです。
紅蘭亭さんには美味しいお食事を大皿ではなく、1人前ずつでご提供いただきました。
出た意見をまとめてみました!
◾︎今回のイベントを次に繋げる
・中心市街地全体でこの取り組みをやってみる
・エリアを拡大(上通り〜下通り)。白川夜市と同日程で開催してもいいかも
・第2回を通行人が誰でも参加できるようにする
・傘の視界をもっとクリアにして、会話をしやすいようにする
・会話を聞こえやすいように、傘にスマホの固定をしてzoomでつなぐなど
・傘のドリンクホルダー(コップとつまみ入れをつける)で立食できるように
・参加料として傘の購入
◾︎まちの新しい使い方
・街中ひとり傘キャンプ
・町全体でオクトーバーフェスト(バーチャル)
・下通に砂浜を作ってリゾート気分
・街中フードコート
・下通横丁の実現
・大正村。明治村・昭和村・平成村を作る
・一人でも楽しめるバーチャル個室居酒屋
・店舗内リモート飲み(同じ店舗の中で1人1部屋。一蘭みたいな)料理は個別、会話はリモートで
・マスクではなく仮面でもっと隠す
・焚き火でバーベュー
◾︎その他
・My消毒ボトル
・ビールでアルコール消毒だ!
・この傘だったら東京オリンピックの開閉会式ができるのでは?
今回のくまもとニューノーマルプロジェクトは、昼夜の2部構成となっております!
夜に開催する第5回は『街の新しい使い方をやってみる!』会です。
下通りアーケードの真ん中で、
オリジナル傘で感染対策をしながら実際に飲食を楽しんでみましょう!
傘でソーシャルディスタンスをとっており、屋外ということで換気の必要もなし。感染対策はバッチリです!
商店街のアーケード自体が、1つの飲食店になるという街の新しい使い方を実践してみます。
みんなでご飯を食べながら、コロナ×街の新しい使い方を考えましょう!
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開催日時:11月18日(水)18:30~20:00
場所 :下通り紅蘭亭前
参加費 :4000円
定員 :先着20名
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*防寒対策をしてご参加ください。
【第4・5回共通の参加フォームはこちらから!】
どちらかだけのご参加、もちろん2部とものご参加も大歓迎です!
皆様のご参加をお待ちしております。
mail : info@fumidas-project.com
TEL : 096-284-1840
10月28日にくまもとニューノーマルプロジェクト第3回目のイベントを開催しました。
講師に、熊本大学の原田学長をお迎えし「コロナウイルス感染症と社会」をテーマにお話し頂きました。
これまでの感染症の撲滅までの事例や歴史をわかりやすくご説明頂き、今後の流れや対策について学びのある会になりました。
1950年生まれ。熊本市出身。
熊本高校卒、熊本大学医学部卒、熊本大学大学院医学研究科(博士課程)修了。マサチューセッツ大学医学部病理学教室医学研究員、ネブラスカ大学医学部病理学教室助手、山口大学助手、京都大学助教授などを経て89 年熊本大学医学部教授に着任。同大学では、アイソトープ総合センター長、エイズ学研究センター長、大学院医学薬学研究部長、同生命科学研究部長、理事・副学長などを歴任。
感染防御を専門とされ、2015 年4 月に熊本大学学長に就任。
来年の夏までは少なくともこの状況が続くのではないかという見解でした。
しばらくはコロナとの共存が続くため、
①経済対策と感染症対策を共存させること
②医療崩壊の防止
の2点を意識して対策を講じることが重要です。
Q:いつくらいまでこの状況は続くのか?
A:少なくとも、来年(2021年)のまでではないか。個人の防衛(マスク・手洗い・3密の回避)が重要。
Q:来年秋以降〜は元の生活に戻れるのか?
A:指定感染症の解除の為にはワクチン・薬の開発が必要。それ次第ではないだろうか。
Q:飲食店側は、PCR検査をどれくらいの頻度でしたらいいのか?
A:できれば週に1回。それは厳しいと思うので、体調不良者が出たときに休ませるという対策を徹底することが重要。特に若い人に症状が出ないのが問題。
・空気の入れ替えや消毒をこまめにする
・来店時の検温の徹底
・飲食店でのアクリルパーテーションの設置
・定期的な消毒(不特定多数の使用する場所や箇所)
・マスク着用・換気の徹底
・自身の体調把握の徹底を行うべき(周知も含め)
→原田学長の話で、PCRよりも体温測定という話があったがそこまで体温測定の効果があることを認識していなかった
・個人での感染予防が必要(マスク・検温・3密を避ける)
・飲食店に任せきりでもダメ。個人で予防の意識を高め、実行することが必要
・感染拡大防止対策(備品・設備の設置)をしたいが、店を続けるかどうかで悩んでいる。今現在は設置が必要だと思うのだが。
・検温・健康管理による店員およびお客様への配慮
・ある程度の自粛を維持する(大人数での会合はしないなど)
・コロナウイルスに対して、正しく知り、正しく分析し正しく恐れ、正しく対策し、正しく過ごすことが大事
・入口アルコール容器の消毒をこまめにする
・優先順位の周知(対コロナ対策)
・手に触れる場所の細かな消毒
・コロナに感染しないように免疫を高めるとともに、かかっても動じないように心がける
・おひとり様メニューや、店の在り方をもう一度見直す
・他の店を見てよく考える
・今一度、食を見直す。テイクアウトに関する考え方や国の補助
・個別での料理の配膳
・お店側からの「宴会をするときのルール」や「夜の店での気をつけかた」の周知と再確認が必要
・お客様にも理解いただき、協力し合いながら「不便さ」をお互いに楽しむ
・飲食店への協力(できる限り利用する)
・熊本市の飲食店にもっと感染拡大防止店舗になってもらい、ステッカーを店頭に貼り熊本県内県外の観光客の方にも安心して楽しめるまちづくりができれば良いと思う。そのために感染拡大実践店のメリットが重要だと思う
・今は市のHP等で見られるようになっているが、一般の人には周知がされていない。HPを見る人が少ないのではないか。その対策として例えば、CMで「実践店を見るには市のHPをみてください」と放送するなどして周知させてはどうか
・県外から来るお客様にもわかりやすいようにアプリを作って熊本駅や空港、桜町バスターミナルに表示できたら良いと思う。そういうメリットがあることで実践店になってもらえるのではないか
・COCOA導入
・正しい情報の収集
・情報をとにかく素早くかつ万人にわかりやすく発信する
・伝える側の責任も大きいので、もっと注意を払って欲しい
・国・行政としてはこれ以上拡大しないようにコントロールするのは当然だが、必要以上に不安を煽ることもない気がする。特にメディアを通して感染者が何人だとか。それよりも外国との人の往来に重点を置くべき
・正しく恐れる
→飲食店・生活者それぞれ感染防止対策はしっかりやるべきだが、メディアに煽られるままに過度に恐れすぎない。正しい知識を持つ
・テイクアウト利用の推進によるゴミ問題が生まれそう。その際の対策としては、一人一人がマイ容器を持てば良いのでは
・環境汚染が広がらないようなテイクアウト商品がもっと広がるといい
・オンラインでできることはオンラインに移行
・ステイホームなどの言葉よりもより地球環境に見つめ直しより良い生活を目指す
・行政に回復店の事例を集めて欲しい
・企業制限の解放
・域内の消費に努める
・いつ誰がなってもおかしくない世の中だから、人に目を向けすぎないようにする
・マスク手洗い・ソーシャルディスタンスを守ることが大事というのは理解できますし、実践せざるを得ないと思う。だが一方で日本では明らかに弱毒化して広がっており、致死率は1%程度。蓋然性は低いことから、今みんなが抱えている恐怖感を減らしてあげることが大事。
個人的に、このように専門家の方からコロナについて伺う機会がこれまでなかったので、とても勉強になりました。
正しく恐れ、対策していくことが重要だと感じました。
どうしても、知らないことについては恐怖心を抱きやすく、私たちの耳に入るのはTVやネットニュースなどの2次情報が多い気がします。そのメディアのバイアスによって、受け取る情報へのイメージが左右されてしまっていることに気づかされました。今後は意識して1次情報を取りに行くことを心がけたいと思います。
これまで感染症がどのような流行〜収束〜撲滅に至ったのかを知ることで、今後のコロナの流れについても想像ができるようになりました。
くまコン10月会はWORLD BEER TERMINAL KAEN(ワールドビアターミナルカエン)にて開催。
カエン は、熊本市内繁華街・東区(郊外店)の2店舗を構えています。
今回は当店舗の経営者の鍛島悠作氏をゲストにお迎えして、コロナによって飲食店をとりまく環境はどう変化していったのかをお伺いしました。
コロナによって、団体向けのお店として運営していた当店は大打撃を受けたそう。
2月は1000人ものキャンセルが重なり、繁華街に構えるお店は8月の売上が前年の20%ほどまで落ち込んでしまったとのことでした。
ただ、東区(郊外)のお店に関しては売り上げが良いことから、「まちを避けている消費者」がみて取れるとのこと。
店舗では感染症対策としてスマホでメニューをとり接客を減らしているが、本当は接客がしたい気持ちもあり、葛藤があるそうです。
コロナ対策としてよく「食事の際には極力しゃべらない」と挙げられます。
それを実際にやってみましょう!ということで、早速実践してみました。
最初の10分間は、無言で食事・ジェスチャーのみで。
その後の10分間は、筆談やスマートフォンを使ってのコミュニケーションをOKに。
乾杯から無言で。うまく息を合わせて乾杯!
各テーブルでも無言で乾杯。
言葉が発せない分、表情をオーバーにしたり・ジェスチャーを多用して食事を楽しみました。
20分間の体験の時間を通して、感じたことや思ったことをシェアし合いました。
・無言の辛さを感じた
・会話に集中して食事が手につかない
・目を合わせる機会が増えた
・会話が共有しづらい
・料理に集中してしまう
・すぐにレスポンスする事が出来ない
・素早くの伝達をしたかった
・伝えるのを途中で諦めてしまう
・ジャスチャーが伝わらない
・でもジェスチャーが伝わらないのが面白かった
・新しいゲームが生まれた(ゴリラ人狼など)
・話せないなら、視覚を使ったことをしたらいいのでは(クワイエット・プレイスの上映会など)
・文字が大きく出せるタブレットがあるといいかも
・人に伝えるのに必死で、食事が進まない ・話さないので喉が乾かない
・目で見て楽しむ食事があるといい
・音楽や自然といったエンターテインメントを取り込む
・大声で話さないような環境づくり(個室など)
・会話がなくても楽しめる環境づくり(TV、Youtube が席で観れるなど)
・会話も食事の一部であって話さないということはあり得ないため、話していても感染リスクが下がるような仕組みがあるといい
・おひとりさま向けのメニューがあるといい
・消毒や検温など、目に見える対策があると安心
・入口と中での感染症対策のズレがある。入り口ではマスク・検温・消毒したのに、飲食を始めてからはシェアスタイルの食事でみんなマスクを外している。そんなズレをなく して欲しい。
・大皿をシェアするスタイルなのに、トングが足りなかったりフォークが足りなかったりするような対応の甘さが見られる。
・換気の良い場所で飲食をするなら外食もあり。それで感染したら仕方がないと諦める
・特別な一緒に食事をするという時間を楽しむ
・あくまでも1人での食事と多数での食事は別物として考えるべき。
・大皿でシェアするという今までのスタイルをなくすべきかも
・アニメなどとのコラボカフェはシェアという文化がない。食事の見た目などにお客さんは価値を感じる。シェアをしない1人ずつの食事という部分に価値を持たせる工夫をして、シェアという文化をなくしては?
・五感をフルに使うのが真の食事だと思う
・話さずに食べたらサービスやお土産を提供するといった取り組みをしてもいいかも
・感染予防対策についてより詳しい情報が持てる機会が欲しい
・行政に感染症対策の線引きをもっとしっかりしてほしい。ここまでしたら大丈夫というような取り決めがなく、情報が日々変動しているように感じる。
・コロナ感染者が出た時には給付金を出すなどの対策(コロナが出たら 100 万円!など)
・“コロナになっていい“を後押しする支援が欲しい
・コロナを気にすると、取り組みに積極的な店とできない店の差が拡がるばかり
・実践店になるための対策が大規模すぎて出来ない(要項がわかりにくい)
・市としては実践店になってほしい。
・メリットは、対策費用の支援やお店の後押しを行うこと。
・要項の説明にはアドバイザーを派遣する事ができるため、相談をして欲しい。
今月から1月まで事務局に学生インターンとして参画している帯刀さんに、実際イベントに参加してみての感想を聞いてみました。
今回のイベントに参加いただいた方々の感想として、みんなで一緒に食事をしているのに無言で食べることは、やっぱり辛かったという声が多く見られました。筆談だと食べながらのコミュニケーションを取る事ができないので、食事か会話のどちらかに集中してしまったようです。
感染予防として会話が制限されるのであれば、食事に目で見て楽しむ仕掛けを施したり音楽や自然が感じられるようなエンターテイメント性があったりしたらいいのではないかという意見も出ました。
今まで普通に行っていた、食べながら会話をするという機会がいかに大切で楽しいことだったのかを、再確認する事ができた検証実験になったと思います。
◆日時:10月28日(水) 14:30~16:30
◆会場:熊本城ホール中会議室B2.3
◆参加費:無料
◆参加方法:会場orオンライン
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