- くまコン
- 2019-11-23
くまコン11月会/一般社団法人ゆずり葉(清水菜保子氏)・ファクトリエ&コーヒー(小林正樹氏)
11月27日(水)くまコン11月会実施しました。
少し雨が降っている中にも関わらず、みなさんご参加くださってありがとうございます。
今日は、約40名のみなさんにご参加いただきました。
12月がもうすぐ、今日のアイスブレイクのテーマは「サンタさんになったとして、こんなお家はいやだ」でした。
みなさんチームに分かれて、チーム渾身の「こんな家はいやだ」を考えてもらいましたよ。
「社会をよくするお金の流れをつくりたい!」/一般社団法人ゆずり葉:清水菜保子氏
ゆずり葉の活動について
私たちの団体では、地震の後は地域密着型のクラウドファンディング事業をおこなっています。
震災復興やこどもや女性の支援の事業に取り組んでいます。
自分たちの利益だけを追求した「冷たいお金」よりも、
ありがとう、つながり、価値創造の「あたたかいお金」を世の中に増やしていきたい。
ただ、後者は目に見えるものではないので、それを指標として可視化できないかと思っています。
そしてそんな、「温かいお金」で価値ある事業・活動をしている担い手を増やしたい!応援したいと思っています。
ちなみに、ゆずり葉では3つの視点を大切にしています。
① 関係性:社員・取引先・地域社会
② 社会への影響力
③ 幸福度
より良い熊本にしていくためにどんなことを大切にしてきたかを教えていただきたい。
それをもとに、ミシュランガイドのようなもので「社会をあたたかくするお金をどこに渡したいか」を指標にしていきたいと思っています。
【テーマ】「社会にとっていいことをしているのに、伝わっていない!どうやったらお金以外の指標で伝わるんだろう?」
アイディア・意見
〇自治会など、社会のニーズをちゃんと調査する
〇イオンの黄色レシートで寄付できているように、溜まり具合で事業の評価を
〇活動の数値化(実施回数などをちゃんとまとめる)
→銀行は落とすための数値。その考え方で。
内容が社会に還元できている。ちゃんと報告をしているなど。勢い立ち上げでないことを判断する数値など。
〇マネーの虎のような場をつくる
経済的合理性とかの指標ではないところで、何ができるか
〇社会的評価を集めて評価する。(お客様の声や子どもたちによる評価)
→自分たちで持つことが難しい。どこかが機能としてもつ。他と比較できる仕組み
〇継続性の指標(失ったときの社会的損失を出す)
〇感動を与える熱量を指標する
→自分以外で伝えられる人が何人いるか
〇子どもの笑顔(未来への期待感の醸成度)
〇地域の人との関わりの人数(1人での活動には限界がある)
〇クラウドファンディングの勉強会
→そもそも知ろう
〇ゆずり葉で通貨をつくる
→株式会社ユーモ
<まとめ>
「ちゃんと報告しているか」は大事。NPOだけでなく株式会社など色々な法人でソーシャルビジネスが立ち上がっている中でちゃんと報告しているかの報告書の量で測るのは一つの指標になるのではないか。
未来を生きてくのはこども、こどもがどう評価するかという切り口は確かにあります。
面白かったのは、継続することの指標。あったらどうかではなくて、なくなってしまったらどうなるかというのも大切な視点ではないだろうか。
熱量を測るのは難しいが、「そのことを熱を持って話せる人」がどれだけいるか、インフルエンサーのような人がどれだけいるかも一つの指標になるかなと思いました。
意見を選ぶのが大変だったように、たくさんの意見が出たのではないかと思います。ありがとうございました。
顔が見える・信頼があるところにお金はあつまっていくと思うので、それをどう増やしていくかは大切だと思っています。
「子供」というキーワードは大事だとおもいました。これから生きていくこどもたちがわらっているだけで幸せになれるのだと、自分だけが思っていましたがみなさん思っていたと知れてとても嬉しかったです。
「こだわりの生産者を応援するコミュニティを作りたい」/ファクトリエ&コーヒー:小林正樹氏
ファクトリエ&コーヒーについて
ファクトリエはメイドインジャパン専門のファッションブランドでインターネットでそのお洋服を販売しています。
日本で流通している洋服のうち、3%が日本製。かなり深刻な状況です。
ただ、世界的にも信頼されている工場が存在する。
その工場を残していきたいという想いから事業をおこなっています。
我々の取り組みに根底にあるものは、「地域が持つ価値に目を向け生産者と使い手が交わる場を作る」こと。それをリアルとオンラインの場でおこなっています。
それを衣だけじゃなく、衣食住全てに共通すると思っています。
九州には魅力的な素敵な農家さんや生産者さんがたくさんいます。
そんな方々と消費者が繋がる場を10月からファクトリエではじめました。
食の世界でも熱狂的なファンを増やしていきたいと思っています。
【テーマ】イベント以外で生産者さんと熱く繋がれるコミュニティをどうやってつくれるのか?
九州各地にこだわりの素晴らしい生産者が数多くいる。
この人たちと一緒に地域の大切な価値に目を向けていく
機会をつくるためにはどうすればよいか皆さんと考えていきたい。
アイディア・意見
◯お見合い企画
◯クッキングスタジオへ食材提供
◯生産者×シェフ
◯ツアー
◯SNSでステルスマーケティング
◯タピオカ→SNS
◯衣食住の新しいつながりをつくる
◯熊本市と生産者が会えるイベントを開く(オモケンパーク)
→福岡だと無印良品がおこなっている
◯生産者の顔が見える工夫を街中の飲食店などで展開
◯企業向けのマッチングイベント
→こだわった食材を使用したお店
◯吉本さんの思いを全面的に!
→吉本くんの全国旅日記(こだわりのアピール)
◯体験型イベント
◯チーム右肩下がり
◯経過を楽しむ機会をつくる
◯ファクトリエのお客をつなぐ(作業着、靴下)
◯メディアを立ち上げる
◯こだわりの生産者の本をつくる
◯消費者の教育の件
◯こだわりの生産者と消費者のつながり(生産者のアベンジャーズイベント)
<まとめ>
大きく4つの方向性から意見がでました。
まず1つ目が、つながり。衣食住の一連のつながりを持たせることによって新しい価値観や出会いが生まれていく。
2つ目が、リアルと繋いでいくこと。
3つ目が、情報発信。
4つ目が、教育。地道なことではありますが、しっかりと教育を積み重ねていくことの重要性を感じました。
ファクトリエのビジネスもしっかり説明しないとやっぱり伝わらないので、飲食店という場でコツコツ熱を広げていくことの大切さを感じました。
アベンジャーズイベントは実際に生産者のファン同士をつなぐ場としてとても面白いアイディアだと思いました。
SNSでの情報発信も当たり前のことですが、コツコツとやっていきたいと思いました。
プレゼンターからご感想
一般社団法人ゆずり葉(清水菜保子氏)
どれもかけがえのないアイディアだったのでどれもどこかに要素をいれたいなと思うアイディアばかりでした。信頼と一緒にお金も動くのだと思ったので、指標だけではなく「実際に合うか」の両方を大切にして行かなければならないと思いました。
お節介のコミュニティと言ってますが、ぽかぽかのあたたかいコミュニティだと本当に思いました。色んな場でアンケートを集めることがあるが、やっぱり生の意見はなかなかもらえないのでとてもラッキーだったなと思いました。
\ゆずり渡したい未来をつくりたい/
ファクトリエ&コーヒー(小林正樹氏)
このような場で色々な人に考えてもらうことは価値があるのだと感じました。
どうしても、これは無理あれは無理と先入観で考えてしまう部分があったのですが、色んな人から色んなご意見を頂くことによって、その先入観が崩れるのを感じることができました。
「アベンジャーズ」は実際にやってみたいと思いました。生産者同士のファンを集めてそのファン同士での交流会をするというアイディアで、これはぜひやってみたいと思いました。
\作り手の想いで物を買う世界にしたい!/
交流会もワイワイと楽しんでいただけているご様子でとても嬉しかったです。
名刺交換に夢中で、なかなかアナウンスが届かないのも大変ですが嬉しいことですね^^
5月からスタートして今回で7回目だったくまコン。
参加者の方々も常連さんばかりではなくはじめましての方もたくさん見受けられて熊本にはたくさんのあたたかい方々ばかりだととても感じています。
【重要なお知らせ】12月のくまコンはお休みです!次回は1月22日!!
12月のくまコンはお休みです!
お間違えのないようにお気をつけください。
次回の開催は1月22日の開催です。
皆様のお越しを楽しみにしております。