- くまコン
- 2020-07-28
くまコン7月会/〜これからの飲食店に求められる「情報」「安心・安全」「価値」とは?〜キリンホールディングス(株)天野氏
今回のくまコンは新型コロナウイルスの感染防止の観点から、オンラインで開催しております。
これからの飲食店に求められる「情報」「安心・安全」「価値」とは?/キリンホールディングス(株)天野氏
今回のテーマはこちら。
これからの飲食店に求められる「情報」「安心・安全」「価値」とは?
キリンホールディングス(株)天野氏をプレゼンターとしてお迎えし、くまコン7月会開催いたしました!
前半では、外食産業がコロナによってどの様な影響を受けたのか?をテーマに天野氏からのプレゼンテーションを。
後半では、参加者全員でのブレストの様子をレポートします。
外食産業において、コロナで何が起こったのか?
社会や経済全体の変化としては、下記の様な変化がありました。
・外出自粛
・リモートワーク
・消費にブレーキがかかった
・観光や外食に打撃
・テイクアウトやデリバリーの利用が増えた
・IT化の加速
・ECの拡大
それに伴い、外食が減り、中食(テイクアウトやデリバリー)・内食(家での自炊)が増加しました。
居酒屋などの飲食店は大打撃を受けています。
外食産業において、主に起こったことは4つ。
①外食の機会が減った
②外食をしても少人数で行く(宴会などが減った)
③関係性の近しい人・安心できる人と外食をする
④お店の衛生面を気にする様に
この状況で見えてきた課題と感じている点は下記が考えられます。
・外食したいと思っていても、衛生面の対策をお店がどう行っているかわからないこと
・自粛慣れしてきて家での食事はお金がかからない。わざわざ外食に行く価値とは何なのだろうか?
以上の点を踏まえて、天野さんが参加者のみなさんと考えたいテーマはこちら。
<プレゼンターの天野さんから>
コロナのワクチンが出たとしても、きっとこの生活様式で過ごしていた人が多いのでわざわざ外食に行く価値を提供していかないといけないと感じているので、その前提でのアイディアをみなさんから聞いてみたい。
参加者全員でブレスト!参加者から出た意見をまとめました。
Q飲食店を選ぶ時に何を見て調べているのか?
・基本的に一度行ったことがある場所が安心できるのでそこに行くことが多い
→店内の情報がわかるので安心して行くことができる。ソーシャルディスタンスや衛生の意識が想像できる。
・Googleのオーガニック検索
・インスタグラマーの投稿
・信頼できるブロガーのレビュー投稿
・フリーペーパーや雑誌
・信頼しているお店の人に別のお店を教えてもらっている
Q何を見て安心できるのか?欲しい情報は?
・お店の席数が少ないこと
・アルコール消毒や検温などの管理について
・常連さんだけのお店は安心できる(お互いの顔が知れている安心感)
・屋外での飲食が安心できる、屋内でも換気の徹底
・ネット上で店内の状況がわかるといい
Q何を目的に外食しますか?
・サプライズや特別な記念日のお祝い
・家では食べれないものを食べに行く
・店員さんとのコミュニケーション
・家族との時間が多いので外に外食しにいきたい
・何かに特化したジャンルの飲食
・ちょっと高くても美味しいものを食べたい
●その他出たアイディアや意見
・飲食店は固定のファンにむけてSNSの活用(インスタライブ)を積極的に行ったらどうか。
・食事だけでなく、+αの価値を提供する飲食店が強くなっていくのではないか?
・食を通したコミュニケーションが大切になっていくのでは?お店にいないときもSNSなど、別のコミュニティーができていくのではないか。
・キリンさんから、コロナ対策についてタイムリーでたくさんの情報(選択肢)を是非提供して欲しいと思っている。
プレゼンターの天野さんから
お店の対策が=安心に直接的に繋がるわけではないのだなと思いました。
お話でも上がったのですが、コミュニケーションの大切さを感じ、お客さんも一緒にお店をつくっていく環境が理想なのだと思いました。
今回上がった意見を自分の中でも噛み砕いて、自社や熊本市さんとも共有をして何かをできないかと思っているところです。